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2026.03.11

【第34回】数字を社員と共有できているか?

はじめに

ここまでの記事でお伝えしてきた通り、
経営を行ううえで大切なのは、どんぶり勘定ではなく数字を見える化して理解することです。

売上、利益、粗利率、資金繰り。
これらを把握しながら経営していくことが、会社を強くします。

しかし、もう一歩進んだ経営を目指すなら、
数字は経営者だけが知っていれば良いものではありません。

チームメンバー(社員・従業員)と共有することも非常に重要です。


■数字を共有すると行動が変わる

社員が数字を知らない状態では、
日々の仕事はどうしても「作業」になりがちです。

  • 今月の売上はどうなのか
  • 粗利は確保できているのか
  • どの商品が利益を生んでいるのか

こうした情報が共有されることで、
社員一人ひとりの意識は大きく変わります。

自分の仕事が会社の数字にどう影響するのかが分かれば、
自然と主体的な行動が生まれてきます。


■すべての数字を公開する必要はない

とはいえ、
会社のすべての数字を社員に公開する必要はありません。

例えば、

  • 売上
  • 粗利益
  • 粗利率
  • 目標達成率

など、経営の主要指標であり、なおかつ社員がコントロールできる部分を共有するだけでも十分です。

重要なのは、
「何を目標に仕事をすればいいのか」を
チーム全員が理解している状態をつくることです。


■数字はモチベーションにもなる

数字を共有することは、
社員のモチベーション向上にも大きく寄与します。

例えば、

  • 月間売上目標
  • 粗利目標
  • チーム別目標

これらが明確になることで、
チーム全体が同じ方向を向いて仕事をする環境が生まれます。

経営者の頭の中だけにある目標ではなく、
全員が見える目標にすることが大切です。


■インセンティブ設計もセットで考える

そしてもうひとつ重要なのが、
数字とインセンティブを連動させることです。

目標を達成したときには、

  • 報奨金
  • 特別手当
  • 評価制度への反映

など、何らかの形で成果を還元する仕組みを用意することも、
マネジメントの観点では非常に重要です。

数字を共有するだけでなく、
成果が報われる仕組みを整えることが、組織を強くします。


■数字を共有する会社は強い

数字を隠す会社と、
数字を共有する会社。

どちらの方が、
社員が主体的に考え、動くでしょうか。

経営の透明性を高め、
チームで数字を追いかける文化を作ること。

それが、
強い組織づくりの第一歩です。


■チェックポイント

✅ 社員と数字を共有する仕組みがあるか?
✅ 社員がコントロールできる指標を見える化しているか?
✅ 売上や粗利など主要指標を共有しているか?
✅ チームが同じ目標を共有できているか?
✅ 目標達成時のインセンティブを設計しているか?


■数字は「経営者のもの」ではない

数字は、経営者だけのものではありません。
会社全体で共有し、活用するものです。

数字が見える会社は、
社員の意識が変わります。

そして、
社員の意識が変わると、
会社の結果が変わります。

数字を共有する文化をつくること。
それが、強い組織をつくる第一歩です。


更なる熱量を。
税理士事務所WATT 代表税理士 井深悠人


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