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2026.04.24

税理士が語る「経営者が見るべき数字」

はじめに

「数字は税理士に任せているから大丈夫」
そう考える経営者の方は少なくありません。

しかし、数字を“見る”のは税理士の仕事ではなく、経営者の仕事です。
税理士が数字を“作る”、経営者が数字を“読む”。
この役割分担ができている会社ほど、経営判断が速く、強い会社になります。

今回は、岐阜で中小企業の経営支援を行ってきた税理士として、
経営者が本当に見るべき数字と、その活かし方についてお伝えします。


数字を見る目的を間違えない

まず押さえておきたいのは、数字を見る目的は「税金を計算するため」ではないということ。

数字は「経営の健康状態」を知るための血液検査のようなものです。
数字を見れば、会社の“調子の良し悪し”が一目で分かります。

経営者が数字を見る目的は、

  • 現状を正しく知ること
  • 問題の兆候を早期に察知すること
  • 次の一手を判断すること

つまり、数字とは経営判断のための“言語”です。


経営者が必ずチェックすべき5つの数字

経営者が毎月見るべき数字は、難しい会計用語ではなく、次の5つに絞られます。

  1. 売上高
     → 事業の成果を最もシンプルに表す数字。前年同月比・計画比で確認する。
  2. 粗利益(売上総利益)
     → 「売上-仕入・外注費」で算出される“稼ぐ力”の指標。利益率の変化を重視。
  3. 固定費
     → 家賃・人件費・光熱費など、毎月発生する“重し”。利益確保のための要管理項目。
  4. 営業利益
     → 本業でどれだけ儲かっているか。経営の本質を映す鏡。
  5. 現金残高(キャッシュ)
     → 最後に見るべきは“お金の残り”。利益が出ていても資金が減っていれば危険信号。

これらを“月次で”チェックするだけで、経営の精度は格段に上がります。


数字は「単体」ではなく「関係性」で見る

多くの経営者が陥るのが、「売上が上がっている=良い会社」と考えることです。
しかし、売上と利益、利益と資金繰りは必ずしも比例しません。

たとえば――

  • 売上が増えても、粗利率が下がれば利益は減る。
  • 利益が出ても、売掛金が増えればキャッシュは減る。

つまり、数字は“連動”して見なければ意味がないのです。

税理士事務所WATTでは、これらの数字を「利益構造図」として可視化し、
経営者が“一枚の図で会社の流れを理解できる”ようサポートしています。


数字を「語れる経営者」は強い

数字を語れる経営者は、銀行・社員・取引先の信頼を得やすくなります。

たとえば銀行との面談では、

  • 「今期の売上は前年比110%」
  • 「粗利率を3ポイント改善しました」
  • 「在庫を月商の0.8か月分に抑えています」

といった“具体的な数字”を語れるだけで、印象がまったく違います。

逆に、数字を把握していない経営者は、説得力を欠き、チャンスを逃してしまうことも。
数字を理解し、言葉で説明できる経営者こそが、信頼されるリーダーなのです。


税理士は「数字の翻訳者」

経営者が数字を見ると言っても、すべてを一人で分析する必要はありません。
税理士の役割は、数字を“経営の言葉”に翻訳することです。

たとえば、

  • 売上は伸びているが、利益が減っている理由
  • 固定費の増加がどれほど利益に影響しているか
  • 資金繰りに潜むリスクの早期発見

これらを整理し、次のアクションに結びつけるのが、WATTの伴走型サポートです。


数字を見ることは「経営を磨くこと」

数字を見ることは、会計の勉強ではありません。
それは、経営者として自社を磨く習慣です。

数字を知り、数字で語り、数字で動く。
この3つができれば、会社は確実に強くなります。

税理士事務所WATTでは、岐阜県内の中小企業・創業者の方を対象に、
「いつでも無料相談」 を実施しています。
「数字をどう読めばいいかわからない」「月次報告を経営に活かしたい」など、
経営の数字を“使える武器”に変える支援を行っています。

数字は、経営の羅針盤です。
一緒に、“数字で強い経営”を実現しましょう。


更なる熱量を。
税理士事務所WATT 代表税理士 井深悠人


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