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2026.04.17

経営相談を“数字の裏付け”で行う重要性

はじめに

「最近、利益が出ていない気がする」「なんとなく資金が減っている」
そんな漠然とした感覚で経営相談をされる方は少なくありません。

もちろん、経営者の“勘”はとても大切です。
しかし、感覚だけで判断する経営は、いつしかズレを生みます。

経営相談を真に有効なものにするためには、数字の裏付けが欠かせません。

今回は、岐阜で中小企業の経営伴走支援を行っている税理士として、
「数字に基づく経営相談の重要性と実践のポイント」についてお伝えします。


感覚経営の限界 ―「なんとなく黒字」「たぶん大丈夫」

多くの経営者は、日々の忙しさの中で数字を見る時間を確保できません。
その結果、

  • 売上は上がっている気がする
  • 経費はそんなに使っていないと思う
  • 銀行残高が減っていないから大丈夫

といった“感覚判断”で経営をしてしまうケースがよくあります。

しかし、数字で裏付けを取ってみると、
実は利益が出ていなかったり、資金繰りが悪化していたりすることも少なくありません。

感覚は大切ですが、感覚だけでは正確な経営判断ができないのです。


数字の裏付けがあると「相談の質」が変わる

数字に基づく経営相談は、会話のレベルを一段上げます。
たとえば、「最近売上が落ちた気がする」という感覚的な相談よりも、

「売上が昨年比で10%減少しており、主にA商品が20%落ちています」
といった“数字の裏付け”がある相談のほうが、課題が具体化します。

数字があることで、

  • 問題の「原因」が明確になる
  • 「優先順位」がつけられる
  • 「改善策」が具体的に出せる

つまり、経営相談を“悩み相談”から“経営会議”に変える力が、数字にはあるのです。


数字で語るための3つの準備

数字をもとに経営相談を行うためには、次の3つの準備が大切です。

  1. 月次決算を早期に整える
     → タイムリーな数字がなければ、的確な判断ができない。
      (参照:月次決算を早期化して、経営判断をスピードアップ!
  2. 数字を見える化する
     → 売上・粗利・固定費・資金繰りをグラフやダッシュボードで可視化。
  3. 経営指標(KPI)を決める
     → “今月何を追うべきか”を明確にし、数字で議論できる土台を作る。

数字を“管理する”のではなく、“活かす”準備を整えることがポイントです。


税理士との経営相談は「数字の翻訳会議」

税理士は、数字の専門家であると同時に、経営者のパートナーでもあります。
WATTでは、数字を単なる報告資料ではなく、経営対話の言語として使います。

たとえば、

  • 「利益率の低下」は“単価調整”の話へ
  • 「在庫の増加」は“資金圧迫”の話へ
  • 「人件費の上昇」は“生産性改善”の話へ

数字を読み解くことで、経営の課題が“見える言葉”になります。

つまり、数字を介して経営を語ることで、感覚と現実を一致させる経営判断ができるようになるのです。


数字の裏付けは“信頼”を生む

数字に基づいた経営相談は、社内外の信頼にもつながります。

  • 社員から「社長の判断は根拠がある」と思われる
  • 金融機関から「経営管理ができている」と評価される
  • 取引先から「安心して取引できる」と信頼される

数字は嘘をつきません。
だからこそ、数字で語れる経営者は“信頼される経営者”なのです。


数字が経営を強くする

経営相談をより実りあるものにするためには、感覚だけでなく数字の裏付けが不可欠です。
数字を整理し、分析し、次のアクションに結びつける。
それが“強い会社”への近道です。

税理士事務所WATTでは、岐阜県内の中小企業・創業者を対象に、
「いつでも無料相談」 を実施しています。
経営の悩みを「数字で整理」し、「解決策を一緒に見出す」ための伴走支援を行っています。

数字を味方につけて、経営にさらなる熱量を。


更なる熱量を。
税理士事務所WATT 代表税理士 井深悠人


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