「まだ売上も少ないし、税理士はもう少し先でいいかな…」
創業初期の経営者から、よく聞く言葉です。
確かに、税理士との顧問契約には費用が発生します。
しかし、“税理士をつけるタイミングを間違えると、結果的に損をする” ケースが非常に多いのです。
今回は、創業1年目における税理士との関わり方と、相談すべきベストタイミングについて解説します。
開業前から「相談」できる税理士を見つける
実は、税理士に相談するタイミングは「開業前」からが理想的です。
なぜなら、開業準備の段階での判断が、今後の税金・資金繰り・経営の方向性に大きな影響を与えるからです。
たとえば、
- 個人事業として始めるか、法人を設立するか
- 資本金はいくらに設定するか
- 経費として落とせる範囲はどこまでか
- 融資や補助金を受ける際に必要な書類
こうした判断は、スタート時に誤ると後から修正が効かないことも多くあります。
「契約はまだ先でもいいけど、開業前に一度相談しておく」ことが、賢い選択です。
開業から半年以内が“伴走開始”のベストタイミング
創業から半年以内は、事業が軌道に乗るかどうかを左右する非常に重要な時期です。
売上が増えるペース、支出のバランス、資金繰りの動きが見えてくるタイミングでもあります。
この時期に税理士と伴走できていれば、
- 経費の使い方や仕訳のルールを早めに固められる
- 青色申告や節税対策を漏れなく実施できる
- 事業計画や資金計画の修正をスムーズに行える
といったメリットが得られます。
逆に、申告直前になって慌てて税理士を探すと、
資料が整理されておらず、対応が後手に回るケースも少なくありません。
半年以内の段階で“経営パートナー”としての関係を築くのがおすすめです。
年1回の申告だけの依頼ではもったいない
「決算や確定申告のときだけお願いすればいい」と考える方もいますが、
税理士は単なる“申告代行業者”ではありません。
特に税理士事務所WATTでは、
- 毎月の数字をもとにした経営相談
- 利益計画・納税予測のサポート
- 融資・補助金など資金調達のアドバイス
といった“経営伴走型”の支援を重視しています。
税理士を「一年に一度しか会わない存在」にしてしまうのは非常にもったいないことです。
定期的にコミュニケーションを取りながら、経営の改善や未来の準備を一緒に進めていくことで、
「税務+経営」の両輪で会社を強くすることができます。
こんなサインが出たら、すぐに税理士へ
次のようなサインが出てきたら、すぐに税理士へ相談すべきタイミングです。
- 経理や会計に時間を取られすぎている
- 仕訳や経費処理に自信がない
- 売上や利益が増えてきて、節税を考え始めた
- 融資や補助金の申請を検討している
- 資金繰りの不安が出てきた
これらは、すべて「経営の仕組みを整えるべきサイン」です。
早めに相談することで、将来のトラブルや税金リスクを未然に防ぐことができます。
税理士は“経営のパートナー”である
税理士は、決算書をつくるだけの存在ではありません。
事業を始める前から、そして事業を成長させる過程でも、
経営者と同じ方向を見ながら走る“パートナー”です。
税理士事務所WATTでは、岐阜を中心に創業期・成長期の経営者を全力でサポートしています。
設立前のご相談から、会計・税務・資金繰り・補助金活用・経営改善まで、
「いつでも無料相談」 を受け付けています。
「税理士って、いつから頼むべき?」と迷った瞬間が、まさに相談のタイミングです。
初めての一歩を、安心して踏み出せるよう、私たちが伴走します。
更なる熱量を。
税理士事務所WATT 代表税理士 井深悠人
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