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2026.05.20

【第43回】採用基準は明確か?

はじめに

会社を強くするうえで、「誰と働くか」は極めて重要です。

どれだけ良い戦略や商品があっても、それを実行する“人”がいなければ、会社は成長できません。

だからこそ、採用は経営そのものです。


■採用は「人数を増やすこと」ではない

人手不足だから採用する。忙しいから人を増やす。

もちろんそれも必要です。

しかし、採用を単なる“穴埋め”として行ってしまうと、組織は徐々に弱くなっていきます。

採用とは、会社の未来を一緒につくる仲間を探すことです。


■漫然とした採用では良い人材は来ない

採用活動において、

  • とりあえず求人を出す
  • 面接の雰囲気で決める
  • なんとなく良さそうで採用する

こうした状態では、なかなか理想の人材には出会えません。

なぜなら、求める人物像が曖昧だからです。


■「どんな人が欲しいのか」を言語化する

採用で最も重要なのは、「自社にとって、どんな人材が必要なのか」を明確にすることです。

例えば、

  • 価値観
  • 性格
  • 行動特性
  • 得意分野
  • コミュニケーションスタイル

などを具体的に整理していくことで、採用の精度は大きく向上します。


■スキルだけで採用すると失敗する

中小企業の採用で特に大切なのは、スキルだけを見るのではなく、

  • 会社の文化に合うか
  • 理念に共感できるか
  • チームで働けるか

といった、相性や価値観を見ることです。

スキルは後から伸ばせる部分もあります。
しかし、価値観のズレは後から修正することが難しい場合があります。


■採用基準の“解像度”を高める

「良い人が欲しい」だけでは不十分です。

  • どんな行動をする人か
  • どんな場面で力を発揮する人か
  • 逆に、どんな人は合わないのか

ここまで具体化できると、採用基準の解像度は一気に高まります。


■採用基準は組織文化をつくる

誰を採用するかによって、会社の文化は変わります。

つまり採用基準とは、未来の組織文化を決める基準でもあります。

採用は単なる人集めではありません。組織づくりそのものです。


■チェックポイント

✅ 求める人物像を明確にできているか?
✅ 採用基準を言語化できているか?
✅ スキルだけで採用判断していないか?
✅ 理念や価値観との相性を見ているか?
✅ 採用活動が“なんとなく”になっていないか?


■採用は未来への投資

採用はコストではありません。未来への投資です。

誰を採用するかで、数年後の会社は大きく変わります。

だからこそ、「誰でもいい採用」ではなく、“自社に合う人材”を見極める採用が重要です。

採用基準を明確にすること。それが、強いチームづくりの第一歩です。


更なる熱量を。
税理士事務所WATT 代表税理士 井深悠人


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