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2026.05.13

【第42回】キャッシュフローを理解できているか?

はじめに

経営において、売上や利益はもちろん重要です。
しかし、それ以上に重要なものがあります。

それが、キャッシュフロー(お金の流れ)です。


■利益が出ていても会社は倒産する

「黒字なのに資金繰りが厳しい」
これは決して珍しい話ではありません。

なぜなら、利益とキャッシュは別物だからです。

  • 売上は立っているが入金がまだ
  • 在庫が増えて資金が寝ている
  • 設備投資や返済で現金が減っている

こうした状態では、帳簿上は黒字でも、手元資金は減少していきます。


■会社を守るのは“利益”ではなく“現金”

会社経営において、最終的に会社を守ってくれるのは何か。

それは、キャッシュ(現金)です。

  • 給料を払う
  • 仕入れをする
  • 家賃を払う
  • 借入を返済する

すべて現金が必要です。

どれだけ利益が出ていても、支払いができなければ会社は止まります。


■キャッシュフローを理解して経営する

だからこそ、経営者は

  • どこからお金が入ってきて
  • どこへお金が出ていくのか

を理解しながら経営する必要があります。

これが、キャッシュフロー経営です。


■「利益を見る経営」から「お金を見る経営」へ

損益計算書(PL)は重要です。
しかし、それだけでは不十分です。

経営者が本当に見るべきなのは、

  • 現金残高
  • 入出金予定
  • 借入返済
  • 在庫や売掛金の増減

といった、お金の流れそのものです。


■キャッシュフローを改善する視点

キャッシュフローを良くするためには、

  • 売掛金を早く回収する
  • 在庫を適正化する
  • 無駄な固定費を削減する
  • 投資と返済のバランスを考える

といった視点が重要になります。

つまり、キャッシュフローは単なる経理の話ではなく、
経営全体の設計そのものなのです。


■キャッシュがある会社は強い

キャッシュに余裕がある会社は、

  • 急な変化に対応できる
  • 投資判断ができる
  • 人材採用や設備投資に踏み切れる

つまり、攻めることができます。

逆に、
キャッシュが不足している会社は、
常に守りの経営になってしまいます。


■チェックポイント

✅ 利益とキャッシュの違いを理解しているか?
✅ 毎月の資金の流れを把握しているか?
✅ 売掛金・在庫・借入返済を管理できているか?
✅ 資金繰り表を作成しているか?
✅ キャッシュフローを意識して意思決定しているか?


■キャッシュフローを制する者が経営を制する

売上を伸ばすことも大切。
利益を残すことも大切。

しかし、最終的に会社を守るのはキャッシュです。

キャッシュフローを理解し、お金の流れをコントロールできる会社は強い。

これからの時代、「利益を見る経営」だけではなく、
「キャッシュを見る経営」が求められます。


更なる熱量を。
税理士事務所WATT 代表税理士 井深悠人


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