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2026.02.06

経営改善の第一歩!固定費と変動費を区別しよう

はじめに

経営の数字を見ていて、「利益が出ない理由が分からない」と感じたことはありませんか?
その原因の多くは、「固定費」と「変動費」の違いをしっかり把握できていないことにあります。

固定費と変動費を明確に区別することは、経営改善の最初のステップ。
この区別ができていないと、利益を伸ばすための正しい打ち手が見えません。

今回は、岐阜で中小企業の経営支援を行う税理士として、
経営の基礎でありながら見落とされがちな「固定費と変動費の考え方」を解説します。


固定費と変動費の違いとは?

まずは基本の整理から。

  • 固定費(固定的にかかる費用)
     → 売上に関係なく毎月発生する費用。
     例:家賃、人件費、通信費、保険料など
  • 変動費(売上に比例して増減する費用)
     → 売上や生産量に応じて変わる費用。
     例:仕入原価、外注費、販売手数料など

この2つを混同してしまうと、コスト構造が見えなくなります。
つまり、「売上が上がったのに利益が減った」「人件費を減らしたのに赤字が続く」などの原因が分からなくなるのです。


固定費を見直すことが“利益を増やす第一歩”

固定費は、毎月確実に会社の利益を圧迫します。
だからこそ、経営改善の第一歩は「固定費の見直し」です。

たとえば以下のような項目をチェックしてみましょう。

  • 借りている事務所の家賃は今の規模に合っているか?
  • 不要なサブスクやサービスは残っていないか?
  • 電気代・通信費・リース費用を見直せる余地はないか?

固定費は一度見直せば、来月以降もずっと効果が続くのがポイントです。
単発の節約よりも、固定費削減の方が経営体質を強くします。


変動費をコントロールして利益率を高める

変動費の管理は、「売上が増えても利益が残る体質」を作るために欠かせません。
特に以下のような視点で見直すと効果的です。

  • 原価率(仕入原価 ÷ 売上)の把握
  • 外注コストの妥当性(内製化できる部分はないか)
  • 広告費や販売促進費の投資対効果

変動費を細かく分析することで、「どの売上が本当に利益を生んでいるか」が見えるようになります。
WATTでは、会計データをもとに部門別・商品別の原価率分析を行い、利益改善のための打ち手を経営者と一緒に検討します。


損益分岐点を理解しよう

固定費と変動費を区別したら、次は損益分岐点(そんえきぶんきてん)を算出します。
損益分岐点とは、「利益がゼロになる売上ライン」
のこと。

計算式は次の通りです。

損益分岐点売上高 = 固定費 ÷(1 − 変動費率)

例えば、固定費100万円、変動費率60%の場合、
損益分岐点売上高は 250万円(100万円 ÷ 0.4) になります。

この数値を知ることで、
「毎月最低でもどれだけ売上を上げればいいか」
「利益を出すためにどこを改善すべきか」
が明確になります。


固定費・変動費の管理を“数字の習慣”に

固定費と変動費を1回整理するだけでは不十分です。
経営は常に変化するもの。新しいサービスを導入したり、人員体制を変えたりすると、費用構造も変わります。

WATTでは、毎月の月次決算時に「固定費・変動費の見直しシート」を確認し、
最新の経営状況に合わせてコスト構造を点検します。

数字を見ることを“習慣化”できる会社ほど、利益のブレが小さく安定した成長を実現しています。


コスト構造を知ることが、経営を強くする

固定費と変動費を区別することは、経営を“数字で語れる”第一歩です。
コスト構造を理解すれば、どんな売上変動にも強い経営が可能になります。

税理士事務所WATTでは、岐阜の中小企業や創業者の方を対象に、
「いつでも無料相談」 を実施しています。
経営改善・コスト削減・利益体質づくりに関するご相談もお気軽にどうぞ。

数字に強い会社を、一緒に作っていきましょう。


更なる熱量を。
税理士事務所WATT 代表税理士 井深悠人


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