はじめに
「創業にあたって、補助金や助成金をうまく活用したい」
そんな相談を、創業期の経営者から本当によくいただきます。
補助金を上手に活用すれば、創業コストを大幅に抑えられ、資金繰りにもゆとりが生まれます。
一方で、「申請が難しそう」「どの制度が自分に合うのか分からない」という声も多いのが現実です。
今回は、岐阜県内で活用できる主な創業補助金の概要と、申請を成功させるための実践的なポイントを解説します。
補助金と助成金の違いを理解する
まずは基本の整理から。
「補助金」と「助成金」は似ているようで仕組みが異なります。
- 補助金:審査があり、採択された事業のみが支給対象(競争型)
- 助成金:条件を満たせば原則支給される(要件型)
創業期においては、特に「補助金」の活用がポイントになります。
採択されれば数十万円〜数百万円単位の支援が受けられるため、設備投資や広告費など初期投資に大きな効果を発揮します。
岐阜で使える代表的な創業補助金
岐阜県内で創業者が利用しやすい代表的な補助金は次の通りです。
- 小規模事業者持続化補助金(創業枠)
→ 創業間もない事業者でも申請可能。チラシ作成やHP制作など販路開拓費用が対象。 - 岐阜県創業支援事業費補助金
→ 岐阜県内で新たに創業する中小企業・個人事業者が対象。上限100万円程度の補助。 - 市町村独自の創業支援補助制度
→ 岐阜市・大垣市・各務原市などでは、開業支援や店舗改装費用の補助制度も。
最新の情報は毎年更新されるため、「今どの制度が公募中か」をタイムリーに把握することが大切です。
税理士は、こうした補助金情報を常にウォッチし、クライアントに最適な制度を提案できます。
採択されるためのポイント
補助金の申請書は「書類の出来栄え」で結果が大きく左右されます。
採択率を高めるためには、以下の3点が重要です。
- 目的の明確化
「なぜこの事業を始めるのか」「地域や顧客にどんな価値を提供するのか」を具体的に記述する。 - 数字の裏付け
売上予測・利益計画・資金計画を具体的な根拠(数値)で示す。
感覚的な計画ではなく、現実的で説得力のある数値設計が必須。 - 経営者の姿勢
審査員は「この人が本当にやりきるか」を見ています。
経営理念やビジョン、地域への貢献意識を盛り込むと印象が強まります。
WATTでは、申請書作成の段階から一緒に事業計画を練り上げ、採択率を高めるための「構成・表現・数字の整え方」まで徹底サポートしています。
採択後の“落とし穴”にも注意
補助金は「採択されたら終わり」ではありません。
実際には、事業実施後の報告書作成・経費証拠書類の提出などが必要で、
これを怠ると支給されないケースもあります。
- 領収書・請求書・振込明細の管理
- 契約書や見積書の保存
- 実績報告書の作成と提出期限の遵守
こうした手続きは、税理士と二人三脚で進めると安心です。
補助金は“後払い制度”であることを理解し、キャッシュフローに注意することも大切です。
補助金を「取りに行く」のではなく「経営に活かす」
補助金は、単なる資金支援ではなく、「経営を見直すチャンス」です。
事業計画を整理し、自社の強みを再確認するきっかけにもなります。
税理士事務所WATTでは、岐阜県内の創業者を対象に、「いつでも無料相談」 を実施しています。
「どの補助金が使えるのか」「申請の流れを知りたい」「採択後の処理が不安」といったご相談もお気軽にどうぞ。
補助金を“もらって終わり”にせず、“経営を強くする一歩”に変えていきましょう。
更なる熱量を。
税理士事務所WATT 代表税理士 井深悠人
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