こんにちは!!岐阜市の税理士事務所WATT 代表税理士の井深悠人です。
「会社を強くする100のチェックポイント」、第3回のテーマは「ブランディングはできているか?」です。
早速ですが、経営者として、自社の「らしさ」を一言で語れますでしょうか?
それが、ブランディングの第一歩です。
■ブランディングとは“外見”ではなく“本質”
「ロゴ」や「キャッチコピー」を作ったり、「デザイン」や「トンマナ」を整えることがブランディングと思われがちですが、それはブランディングを突き詰めた結果の一部にすぎません。
本来のブランディングとは、「自社とは何者か?」「誰に、どんな価値を届けたいのか?」という問いに答え続ける行為そのものです。
■自社が提供している“本当の価値”とは?
あなたの会社は、お客様に何を届けているのでしょうか?
商品?サービス?価格の安さ?利便性?安心感?体験?未来への希望?
同じような商品を売っていたとしても、会社ごとに「提供している価値」は異なります。
なぜなら会社ごとに「ブランディング」が異なるからです。
その異なり(=らしさ)を言葉にして明文化し、社内外に共有することが、ブランドの“核”を形づくります。
今一度、自社が届けたい価値は何なのか?、自身に問いかけてみましょう。
■誰に届けたいのか?その「誰か」を定義できているか?
自社が届けたい価値が定まったとして、その価値を届けたい相手は、具体的になっていますか?
・性別や年齢、業種や立場だけでなく
・どんな悩みを抱え、どんな価値観を持ち、何に共感する人か
「誰のための価値なのか」を定めることは、ブランドの“届け方”を決めるコンパスとなります。
■社内でブレていないか?社外に伝わっているか?
経営者の頭の中にだけブランドの“核”があっても、社員がそれを知らなければ事業活動における一貫性が失われます。
そして、お客様に「なんとなくいい商品やサービス」ではなく「まさに私に合っている商品やサービス」と思ってもらうには、言葉・デザイン・行動、すべてが“らしさ”に貫かれている必要があります。
■チェックポイント
- 自社の「提供価値」を、社員全員が一言で語れるか?
- 「誰に届けたいのか」が明確になっているか?
- 顧客が「らしさ」を感じてくれているか?
- 社内の行動や意思決定がブランドの軸に沿っているか?
▼まとめ:ブランディングとは、経営そのもの
ブランドとは、経営者の「想いの結晶」です。
誰に、どんな価値を届けるか。それをぶらさず、伝え続けられる会社こそ、強い会社になります。
「何を提供している会社か」「誰に届ける会社か」
この2つの問いに、いつでもだれでもシンプルに答えられるよう、自社のブランドを磨き上げていきましょう。
更なる熱量を。
税理士事務所WATT 代表税理士 井深悠人