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2026.05.01

小規模事業者持続化補助金とは?税理士が申請のコツを解説

はじめに

「販路を拡大したいけど、広告や設備投資の資金が足りない」
「補助金に挑戦したいが、申請書の書き方が分からない」

そんな悩みを抱える小規模事業者の方に、まず知ってほしいのが
「小規模事業者持続化補助金」 です。

この補助金は、全国の商工会議所・商工会を通じて申請できる
中小企業・個人事業主にとって“最も身近で使いやすい補助金”のひとつです。

今回は、岐阜で多くの採択支援を行ってきた税理士として、
持続化補助金の概要と、採択されるためのコツを解説します。


小規模事業者持続化補助金(通常枠)とは?

「小規模事業者持続化補助金(通常枠)」とは、
小規模事業者が行う 販路開拓・業務効率化・経営改善 の取り組みに対して、
その経費の一部を国が支援する制度です。

🔹 補助率・上限額(令和8年4月時点の例)

  • 通常枠:補助率 2/3~、上限 50万円
  • インボイス特例:上限 +50万円
  • 賃金引上げ特例:上限 +150万円

🔹 対象経費の例

  • チラシ・パンフレット・ホームページ制作
  • 看板・販促ツール・広告費
  • 新商品開発や展示会出展費
  • 業務効率化のための機械設備やシステム導入

つまり、「新しい取り組み」×「販路開拓や生産性向上」 がキーワードです。


誰が申請できるのか?

対象となるのは、次のような「小規模事業者」です。

業種従業員数(常勤換算)
商業・サービス業(宿泊・娯楽除く)5人以下
サービス業のうち宿泊・娯楽業20人以下
製造業その他20人以下

個人事業主も対象であり、創業間もない方でも申請可能です。
岐阜県内では、各地域の商工会・商工会議所が申請支援を行っています。


採択されるための“3つのコツ”

補助金は「申請すればもらえるもの」ではありません。
採択されるには、審査員に伝わる“説得力ある事業計画書”が必要です。

1. 【現状と課題】を明確にする

「なぜこの取り組みが必要なのか?」を論理的に説明しましょう。
単に“売上を伸ばしたい”ではなく、
「既存顧客層が高齢化しているため、新規顧客獲得が急務」など、
課題の背景を具体的に書くことが重要です。

2. 【取り組み内容】を具体的に書く

「どんな販路開拓を、どのように進めるか」を明確に。
たとえば、

  • 自社サイトの立ち上げによるネット販売強化
  • 店舗リニューアルによる来店率向上
  • 新製品開発による客単価アップ
    など、手段と目的をセットで書くことがポイントです。

3. 【効果と見通し】を数値で示す

“どれくらいの売上増を見込むか”“利益がどう変わるか”など、
数字で成果を表すことが採択率を高めます。
税理士と一緒にシミュレーションを行うことで、より現実的な計画に仕上がります。


よくある不採択パターン

補助金申請で落ちてしまうケースには、共通の原因があります。

  • 「やりたいこと」だけ書いて「なぜ必要か」が書かれていない
  • 文章が抽象的で、具体的な数値目標がない
  • 他社との差別化が不十分
  • 経費の内訳や根拠が曖昧

つまり、「熱意はあるが、裏付けがない」申請書です。
補助金は“想い”と“数字”の両方が大切です。


税理士がサポートするメリット

WATTでは、次のような形で補助金申請をサポートしています。

  • 経営課題をヒアリングし、最適な補助金を選定
  • 事業計画書の構成・数値計画を一緒に策定
  • 採択後の実績報告や会計処理のフォロー

税理士が入ることで、「数字の整合性」「根拠の明確化」「経営との一貫性」が高まり、
採択率も安定して向上します。


補助金は“挑戦の後押し”

小規模事業者持続化補助金は、
小さな挑戦を実現するための“最初の一歩”を支援してくれる制度です。

「新しいことに挑戦したい」「もう一歩踏み出したい」
そんな想いを形にするチャンスです。

税理士事務所WATTでは、岐阜県内の中小企業・創業者の方を対象に、
「いつでも無料相談」 を実施しています。
制度選びから書類作成、採択後のフォローまで、実務的な支援を行っています。

補助金を“資金調達”ではなく、“経営成長のきっかけ”に変えましょう。


更なる熱量を。
税理士事務所WATT 代表税理士 井深悠人


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